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徹之進12 犬相撲楽園場所

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カミサンの「富士山みえる」は、大の相撲ファンでして。
相撲中継があると、仕事しないんで困る。

で、「そんなに相撲が好きなら、犬が相撲するマンガなんかどうだ?」
って、提案して、できたのがこの回の漫画。
オチの
「イナバウアー状態から、すごいオナラをして、その勢いで逆転する」という
しょうもないネタは、僕のアイデアですが。
いばれるようなネタじゃないよね。
こういう、くだらない、しょうもないネタは、昔の漫画で
さんざん読んだような気がしますし。
きっと、誰か、昔の漫画の「やきなおし」になってしまっているでしょうね。
川崎のぼる先生の漫画のような気がしますね。

「土俵に金が埋まっている」っていいますが、
「土俵に骨が埋まっている」で、手をついて、負け・・・・ってのは、
カミサンのアイデア。 面白いじゃん。
ロボ力士、犬の高見盛ってのも、カミサン。見た目は面白いよね。
高見盛って、漫画みたいな力士だよな。
蒸気で動いてるんじゃないのか・・・みたいな動き。スチームパンク力士。

サゲの「ざぶとん乱れとび」から「なんだ、くさいから、あおいでいるのか」は僕の思いつき。
オチのあと、もう一回、ギャグを「押し込んでおく」と、キクんですね。
ここの「押し込み」は、自分でも気に入ってます。
ちゃんとオチたなあ・・・って、感じで。

で、この回は、カミサン、書いてて、楽しそうでしたね。
ウィーヴの石川さんも相撲ファンだから、喜んでたし。
で、味をしめたのか、漫画版徹之進、このあと
奇妙に「相撲ネタ」が多くなるんですよ。

しょうがねえなあ。
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by tetsu2259 | 2007-05-01 12:14 | 12 相撲

徹之進11 さまよえるダーティ・ジョン

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いちおう、前回のつづきですね。
でも、今回は、敵役「ジョンとレイカちゃん」のお話。
いじわる犬でも、いじわる少女も、
ペットと飼い主間の愛情は同じ・・・みたいなのがテーマ。
テーマは、前回と同じ。お話の骨格は、イイ話のストーリー漫画。
徹之進はワキに回っています。
この話も、僕は、全くタッチしてません。
「このままで良い」と、思ったから。

ただ、ジョンがポチに
「綺麗にしてやる」ってことで、滅茶苦茶やられるんですが、
ここは、もう少し、「ひいた目線」で
客観的に「ああメチャクチャやってるなあ」って感じで書き、
もう少しサディスティックに、強烈なギャグ(もしくは見せ方に工夫する)を
かましたほうがいいかもしれない。ここは「笑わせどころ」だから。

ただ、まあ、やりすぎると、
全体のバランスがくずれて、「イイ話」がかすむので、
ここらが「落としどころ」なのかもしれません。

とにかく「6ページしかない」から、テーマを明確にして、
書くこと(要素)を交通整理して、キチンと起承転結を押さえないと、
すぐに「ダメな漫画」になります。ここが難しい。

普通に読んでる、読者(子供)には
そんなこと、わかるわけもないのですが。

「6ページ読み切り」なんて形式は、30年前くらいに
ほぼ、死滅した「漫画形式」ですね。
漫画月刊誌の黄金時代にはよくあった形式で、
週刊誌の時代になると、ほぼ、なくなって・・・・。
「漫画ドリフターズ」とか、あの辺が最後かな?
「ドラえもん」の、小学2.3年生むきのやつも、6ページくらいでしたね。

たいてい・・・「ダラダラと引っ張る」ほうが
漫画家がラクなので、
「なんとなく次回を期待させる感じで『つづく』と、やれば、それでよい」
ってことになるんです。
編集者が「それは御法度」って、きびしく規制しないと、
漫画家なんか、みんな「自分が書きやすい方、やりやすい方」に
流れちゃいますからね。

「朝小」とかで、毎日、3ページくらいずつ連載する漫画ですと、
あとで単行本にまとまることを前提にして、
30ページくらいで、「1話ひとまとまり」って、やりかたができるのですが、
「徹之進」は、毎週土曜日の週1連載でしたので、
読者に「さあ、このつづきはどうなるか! 次週に乞うご期待! つづく」
とか、やっても、
今の忙しい子供が、1週間前の、たかだか6ページの漫画を
覚えている訳はないんです。
だから、僕とカミサンのほうから、週1回連載なら、
「6ページ読み切り形式で、やらせろ」と
提案しました。(このあたりのことは、そのうち、書きますが)

しかし、やってみて、なかなかしんどい形式でしたね。
「6ページ読み切り」は。まとめるのが大変。
コツをつかむまで、試行錯誤でした。

でも、まあ、10回目をすぎたあたりから、作る方も
コツがわかってきて、わりと「面白く」なっていきます。

読者の子供たちにも、キチンとウケて、
漫画の人気は上々・・・って、感じになっていきます。
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by tetsu2259 | 2007-05-01 11:42 | 11 ジョンとレイカ

徹之進10 汚くなっても徹之進

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この回は、
徹之進と「やさしい飼い主ルミちゃん」の間柄を書こうというのが狙い。
「どんなにみっともなくなっても、徹之進だとわかってくれる。それがルミちゃん」
と、いうことですね。

あと、敵役のジョンとレイカちゃんを出して、
ルミちゃんの学校も紹介する。
ルミちゃんのママさんや執事の木村さんも
「ルミちゃんと違って、外見しか見ていない、悪い飼い主の例」の役で登場。
けっこう、もりだくさんですね。

「飼い主とペットの心と気持ちのやりとり」を主軸にした
ペット漫画の王道。なんかそんな感じ。
これ、6ページじゃなくて、20ページくらいあると、
「汚くなって、わかってもらえない徹之進の疎外感、孤独感、絶望」みたいなのを
イヤというほど、強調して、 ラストの「泣き」を盛り上げられるんですけど、
ちょっと6ページじゃ、もったいないね。もう少し、長い漫画でやったほうがいい。

この回は、カミサンが、ひとりで考えて、力をこめて書きました。
彼女は「ドラマ的なもの」が好きなんですね。梶原一騎とか、黒澤明とか、クサイのが。
僕も、そういうのは嫌いじゃないんですが、
「6ページじゃ無理だ」ということで、そっちは無理してやることない・・・と
判断して、「もっと軽いギャグ」にしちゃうんです。
ですが、カミサンは、頑張って、「6ページにねじ込む」んですね。
そこらへんが違いますね。

でも、よくまとまってて、
「ああ。ちゃんと収まっとるなあ」って、思いました。イイ話です。

もう少し長い漫画で、このネタ、書き直したほうがいいなあ。
どこかで、書かせてもらえないかな。なんか、そんな気もします。
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by tetsu2259 | 2007-04-30 16:46 | 10 汚染作戦

徹之進09 骨折り損のくたびれ儲け

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この回は、はじめて
僕が完全にネームを仕切りました。
カミサンが「もう疲れた。休ませて」というので、
「じゃあ、代わりに書くよ」つうことで。

前回の「猿にされるネタ」が、うまくいかなかったので
嫌になっちゃったんでしょう。

この回で、クリアすべき設定は
「ショコラちゃん」。かわいいチワワ。
徹之進と、イヤミな敵役ジョンとの三角関係・・・・というか
「恋のさやあて」をする、その対象のカワイコちゃんですね。

アニメの設定だと、ジョンの性格は、かなり情けなくて、
「ショコラちゃんにモテよう」とかいう意思も
そんなに明確じゃなくて、「恋のさやあて」になってないんですが、
6ページ読み切りの漫画のほうでは、
「できるだけわかりやすい構造にしよう」という意図を持っていましたので、
「カワイコちゃんの気を引こうと、ライバル関係になる」という
古典的なパターンを強調することにしました。

つうことで、ジョンと、「ショコラちゃんのハート争奪戦」で、いくことにしよう。
で、ネタは何にしようか? できるだけ「見た目オチ」になるのがいいなあ。
ハデでわかりやすいオチになるやつ。

そうだ。
犬といえば、エサのホネ。昔の漫画では、犬が出てくれば、必ずホネが
付属品だった。あれを出したいなあ。古典漫画家としては。
う〜ん。

そんな感じで、無難にまとめたのがこのお話。
ノリは、なんとなく、おそ松くんのころの赤塚調。
お話の構造は「ドラえもん」ですけどね。

絵は、もちろんカミサンが書いてます。恐竜の化石だけ、僕。
色は・・・僕ですね。僕が塗ると、青っぽくなります。色の好みの問題で。

まあ、そんな感じです
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by tetsu2259 | 2007-04-30 09:03 | 04 パパのピンチ

徹之進09 骨折り損のくたびれ儲け

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この回は、はじめて
僕が完全にネームを仕切りました。
カミサンが「もう疲れた。休ませて」というので、
「じゃあ、代わりに書くよ」つうことで。

前回の「猿にされるネタ」が、うまくいかなかったので
嫌になっちゃったんでしょう。

この回で、クリアすべき設定は
「ショコラちゃん」。かわいいチワワ。
徹之進と、イヤミな敵役ジョンとの三角関係・・・・というか
「恋のさやあて」をする、その対象のカワイコちゃんですね。

アニメの設定だと、ジョンの性格は、かなり情けなくて、
「ショコラちゃんにモテよう」とかいう意思も
そんなに明確じゃなくて、あんまり、「恋のさやあて」になってないんですが、
6ページ読み切りの漫画のほうでは、
「できるだけわかりやすい構造にしよう」という意図を持っていましたので、
「カワイコちゃんの気を引こうと、ライバル関係になる」という
古典的なパターンを強調することにしました。

つうことで、ジョンと、「ショコラちゃんのハート争奪戦」で、いくことにしよう。
で、ネタは何にしようか? できるだけ「見た目オチ」になるのがいいなあ。
ハデでわかりやすいオチになるやつ。

そうだ。
犬といえば、エサのホネ。昔の漫画では、犬が出てくれば、必ずホネが
付属品だった。あれを出したいなあ。古典漫画家としては。
う〜ん。・・・で、オチは・・・骨といえば、ガシャガシャと・・・。
そんなもんかなあ。

そんな感じで、無難にまとめたのがこのお話。
ノリは、なんとなく、おそ松くんのころの赤塚調。
お話の構造は「ドラえもん」ですけどね。

絵は、もちろんカミサンが書いてます。恐竜の化石だけ、僕。
色は・・・僕ですね。僕が塗ると、青っぽくなります。色の好みの問題で。

まあ、そんな感じです。
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by tetsu2259 | 2007-04-30 09:03 | 09 骨

徹之進08 てつ&ポチ猿になる!

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「犬楽園の秘密を、外部のモノにばらすと、魔法で猿にされる」
という設定がアニメにあって、「犬と猿は犬猿の仲だから」つーこと
なんでしょうが・・・・・あんまり面白くない。

僕にはピンと来ませんでした。
だいたい、「犬猿の仲」なんていうのは、人間の作り話だし、
そんな故事めいた話、現代の子供(視聴者、読者)に通じないのでは?
「猿にされるなんて嫌だあ」という、徹之進たちの気持ちが、
読者の子供たちにわかりにくいから、どうやっても、うまくいかないのでは?
と、僕は思いました。

だから、漫画のほうでは、
そんな「犬が猿にされる」とかいうネタは、
知らん顔して、スルーしておけ・・・ギャグでなんとなくごまかしておけば?
(ネタは思いつかないけど)と、カミサンにアドバイスしたのですが、
彼女は、責任感のつよい、真面目なタイプですので、
「外部の、飼い犬であるポチが、徹之進と、一緒に犬楽園に行くには、
『猿の問題』をクリアしなければ! 第一話で、ちゃんと提示してあるんだし!」
とか、真面目に考えて、こういうお話を作りました。

でも、なかなかうまくいかないんですよ。
ちょっと『面白くしにくいネタ』を、選んじゃうと、たったの6ページしかないから、
とりかえしがつかないというか、『面白い』って、とこまでなかなかいかない。

なんというか、ナベで料理つくっている場合は、そこに「まずい青汁を一さじ」入れても、
あとの材料とか、味付けがよければ、おいしくもなるんですが、
カップラーメンに「まずい青汁を一さじ」入れると、取り返しがつかなくなる・・・
比喩が適切かどうか、イマイチわかんないんですが、
まあ、そんな感じで、
6ページくらいの短編だと、「変なモノ」使っちゃうと、あとが大変なんです。

だから・・・カミサンは、相当、苦心して、自分で何度もネームなおしていました。
で、絵を描く時間も少なくなっちゃって、かなりピンチなことになった。

ですので、ロボドック2000GTも、全体の絵が書いていなかったり、
犬楽園の風景も「ひいた絵」で、ほとんど出てきていませんね。
普段なら、そういう「わかりやすくするための絵」は、絶対に頑張って描く人なんですが、
この回は、かなり、ごまかして描いてある。ピンチの証拠です。
僕も、この回は、全然手伝わなかったしなあ。

・・・でも、まあ、これでポチも犬楽園の仲間になったわけです。

アニメのほうでも「ポチが犬楽園の仲間になるときの、『猿問題』どうすんの?」
という問題はあったわけですが、
アニメでは
犬楽園のボス、セトさまは、芸能好きの、美人好き。
だから、ポチの飼い主が、美人女優だと知ると、「飼い主さんのサイン貰ってきたら
猿にするのはやめちゃうよ♡」とかいう、
しょうもなくて、でも面白い解決法で、サラリとかわしていました。ははは。

でも、同じことを「朝小」の6ページでやっても、
どうなんだろうなあ・・・と、思いますね。ちょっと複雑な話になるし。
目の前にいない人間のことでギャグ作るのは、ちょっと大人風ですね。
小さな子供は、「目の前」のことしか理解しないし、
「ひと目見て、わかるもの」に反応する。これが基本ですから。

セトさまのキャラも、漫画のほうでは、この段階では、まだ確立していないし。
アニメだと、さんざん「美人とか若い姉ちゃんに弱いスケベじじい」って
描いていますから、「美人のサイン」が解決法になるんだろうけど。

最後のオチの「犬に着せる猿の着ぐるみ」っていうのは、
本当に、売っているらしいですね。何考えてんだろ?
犬にそんなの着せる飼い主の気持ち、理解できまへん。
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by tetsu2259 | 2007-04-29 11:42 | 08 猿

徹之進07 つっぱりワンワン騒動!

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アニメ徹之進の準レギュラーキャラに、
カリスマトリマー「ゲイリー鎌田」っていう、オカマさんがいて、
「徹之進ちゃま〜、好き好き」とか言って、追いかけ回すんです。
で、そのトリマー(犬の美容師さん)を出すのと同時に、
漫画版第六回のつづきみたいなことをやって、
敵役のレイカちゃんとジョンを、より強く読者に印象づけようと、考えたネタですね。

でも、お話の流れ上、「レイカちゃんの味方をする悪いトリマー」に
なってしまいます。はじめ、それでもかまわないだろう・・・くらいに
考えていたのですが、さすがにウィーヴから
「ゲイリーさんは、そういう悪のイメージではないので、それはやめてください」
と、チェックが入りました。

まあ、それはそうだろうなあ。
「じゃあ、なんか代わりに、漫画オリジナルで「悪のトリマー」みたいなの
出していいですか?」ということで
漫画オリジナルで出したキャラが「シーザーハンズHG」。
オカマとハードゲイは、違うんだろうけど、まあいいだろってことで、なんとなく。

2005年の後半から06年の前半ごろ、
「フォ〜」で、一世を風靡したあの人が、「他人のそら似」の元なんですが、
さすがにコスチュームの色くらい配慮しないと・・・
つうことで、赤いレザースーツ着ています。

実は、第一話で六本木の通行人として、おふざけでHGをチョロッと
書いてあるのですが、
知り合いの一般の方が、たまたま読んで
「HGには笑いました」とか言ってくれて、
「あざといテレビネタって、やっぱり反応あるんだな・・・」と、再認識。

まだ「漫画 徹之進」の人気データは出そろっていませんでしたので、
「大丈夫だとは思うけど、ここらで、あざといウケ狙いも繰り出しておくべきだろう」
という、イヤラシイ計算が働いております。しょうがないねえ。

まあ、ムキムキした筋肉男がクネクネしてれば、それだけでおかしいですから、
マズイかなーと思いつつ、出してしまいました。
まあ、「他人のそら似」ですから。

これはですね、どっちかっていうと、
大英帝国重金属音楽団の神様、ジューダス・プリーストのロブ・ハルフォード様に
インスパイアされたキャラクターなんですよ。
「殺人機械」とか「ブリティッシュ・スティール」の頃の。
お笑い芸人とは、全然関係ありません!・・・・・とか言っておこ。

まあ、それはさておき。

徹之進が「つっぱりワンワン」で、また大人気!
つっぱりワンワン‥‥‥そういえば「なめ猫」とかいたなあ。
つっぱりの格好した猫が「なめんなよ!」とか言うの。
はは、なつかしいねえ・・・とか言ってたんですが、
それから数ヶ月後、「なめ猫復活!」とかいって、
コロコロにも、タイアップ漫画がはじまりました。
動物に、こういう格好させるの好きな人、いるんですねえ。
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by tetsu2259 | 2007-04-28 21:51 | 07 つっぱり

徹之進06 燃えよ!ワンワン大ヒット

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天然系少女ルミちゃんを
ライバルと、勝手に信じ込む、困ったちゃんがレイカちゃん。
白金の一戸建て邸宅に住む、IT企業の大金持ちの一人娘。
で、そのペットが、ミニチュアダックスフンドのジョン。

このコンビが、「徹之進」の当座の敵役ですね。
対立軸を明確にしないと、子供漫画はユルユルになるので、
こういう敵役は、鮮やかに、印象深く、読者に提示しないといけません。

で、アニメのほうの4話だか5話に、
「ジョンが映画(CMだったかなあ?)のオーディションを受けて、
徹之進も出るんだけど、
いろいろあって、徹之進がめでたしめでたしになる」という話が
あったので、その「お話」をいただきました。

で、はじめ、富士山みえるが、ネーム切っていたんですけど、
出演映画を何にするか・・・で、当時流行っていた「ロードオブザリング」みたいな
ファンタジーでやろうとして・・・なんかうまくいかない。
「複雑な映画だと、うまくいかないから、誰が読んでもすぐわかる
有名で単純な映画がいいよ」ということで、「燃えよドラゴン」みたいな
カンフー映画にしました。
「ちょっと、古いんじゃないの?」なんていう心配もあったんですが、
「まあ、わかりやすいからいいだろう。パロディとかで子供もどこかで
見てるだろうし」つーことで。

トンガラシを食べて、辛さのあまりに大暴れ、狂ったように強くなる・・・・
というのは、ジャッキー・チェンの・・・なんだったかなあ
映画のタイトルは、どれがどれだか、もうゴチャゴチャなんですが、
とにかく、ジャッキー映画にあったネタです。

それを持ってきて
「お茶くれ〜、オチャ〜、アチャ〜! オチャチャチャチャ!」
つうダジャレの「怪鳥音」というふうに展開しました。
くだらないけど、面白いと思います。
こういうしょうもないギャグに、普通の人は反応して、笑うんです。

この映画監督、いいですよね。なんか市川崑みたいな帽子かぶって。
「凄い! 凄いぞ! いいシャシンが撮れた!」とかいう
面白い映画のためなら、すべてをひっくり返す・・・この映画魂がすばらしい。
いいかげんなだけなような気もするけど。
なんか、映画界にはよくある伝説ですね。

この第六話は、かなり面白くて、出来も良く、
「子供漫画のお手本」のような気がします。
実際、うちの次男(当時中一)も「これ。面白いね」と褒めてくれました。
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by tetsu2259 | 2007-04-28 13:50 | 06 燃えドラ

徹之進05 徹之進、ポチと親友になる

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主役ってのは、一人だけじゃ、面白くなりません。
主人公をひきたてる副主人公とか仲間たちがいて、
そういうのと「かけあうような会話」がやりとりされて、面白くなるんです。

「ビーバップハイスクール」とか「レッツ、ダチ公」とか
ヤンキーものとかがたいてい2人主人公だったり、
刑事もの(刑事はたいてい2人で行動する)が
だいたい面白くなるのは、この定理どおりだからです。

徹之進の相棒は、ブルテリアのポチです。
と、いうわけで、親友ポチ登場篇。

最初から親友じゃあ、面白くもなんともない。
最初は、「なんだこいつ」と反感を持ってたのに、
ある出来事をへて、相手に対する見方が変わって、親友になる・・・というのが
面白いんですね。そういうのが、通俗というものです。
ヤンキーものの「タイマンはったら、ダチだぜい」とかいうのと、
まあ、同じようなもんです。
矢吹丈とマンモス西も、出会った時は、反目しあっていました。

この要素と
誰しも感じがちな「自分の容姿に対するコンプレックス」のお話を
ふたつ合わせたお話ですね。
こういう「友情ストーリー」は、カミサン・・・富士山みえるが好きで、得意なお話です。
僕は、この回は、CG着色しか手伝っていません。

出だしのところの「オブジェみたいな変なベンチ」は
六本木名物の「雲のイス」とかいうやつなのかな。良く知りません。

徹之進とポチは、漫画版では、アニメより「コンビぶり」が強化されて、
「てつ&ポチ」という、まるで「お笑いユニット」みたいなコンビになって
活躍することになります。
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by tetsu2259 | 2007-04-27 22:21 | 05 ポチ

徹之進04 パパさんのピンチを救う!

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「それゆけ! 徹之進」というアニメは、2005年の後半・・・というか
たぶん、秋になって企画され、2006年いっぱい放送されたモノです。

2005年というと、もう、皆さん、「忘却の彼方」かもしれませんが、
ホリエモンがニッポン放送を買うとか、フジテレビを乗っ取るだとか、
村上ファンドがどうだとか、六本木ヒルズの「ヒルズ族」とか、
なんかそんな「ネットで大金持ちになりましたー」みたいな人が
もてはやされた年でした。

で、そんな年に企画された「ワンワンセレプー それゆけ! 徹之進」は
モロにそういう世相を反映した企画でした。

なんか、聞いた話だと、
タカラがもともと長年アニメをやっていた、テレ東の時間枠があったんだけど、
タカラがそこを降りちゃうから、「空き」ができる。
それは、困るから、タカラと長年コンビ組んでたウィーヴでなんとかならない?
とかいう話があって、
ウィーヴさん、突然、アニメの企画を大急ぎで考えなくちゃならなくなった。
困ったウィーヴの社長さんが「そうだ。来年は戌年だし・・・!
ウチのかわいいトイプードル、徹之進ちゃんを主人公にして、
犬のアニメを作ろう!」とか、ふと思いついて、部下に命令。
困った部下が、「巷で話題のセレブな六本木ヒルズを舞台にした犬のアニメは
どうです?  アメリカのセレブはオシャレな犬を飼うのがステイタスとか言いいますし」
とか、テキトーなことを提案。そうしたら、「それはいい。それなら現代性あるし、
社会風刺みたいなのも盛り込めるかもな」とかいうことになったとか。
ホントかウソか知りませんが。話半分で読んでいてほしいんですが。

で、「六本木ヒルズに住む、一見お金持ちのルミちゃん。徹之進はそこのペット。
ルミちゃんのママは、物凄い浪費家で、おかげでパパさんの会社は
何度もつぶれそうになる。そのピンチを、徹之進と犬楽園の仲間が救う」という
「アニメ徹之進」の前半の基本パターンができたみたいです。

「視聴者の大半は一般大衆だから、
アニメの中で、お金持ちが浪費して、ピンチになっても、
ざまあみろ・・・と思うだけで、ハラハラしないんじゃないの?
それに、なんでそんなバカを、ワンちゃんたちが救わなきゃいけないの?
ワンちゃんは、フランダースの犬みたいに、清らかで正直で貧乏で可哀想な
ご主人にやさしく付き添うのが、一番ふさわしいと思うんですが。
そんなのつまんないから、ルミちゃんが六本木ヒルズに住んでるとか
やめて、どこかそこらの、よくある郊外一戸建てに住んでる・・・でいいんじゃないですか?」
とか言ったんですが、さすがに嫌な顔(電話だったけど)をされまして、
「もう、それでいくことに決まっているんです!
漫画もなるべく、そういう展開にしてください。
せめて2.3回はそういうのを盛り込んでくださいよ!」と、言われました。
怒られちゃったあ。

で、しょうがない・・・っていうんで、カミさんと二人で考えた話がこれ。
いちおう、大筋は、アニメの第三話だか四話だかのプロットのままです。

ただ、問題の解決方法が違う。
アニメだと「徹之進がセトさまの魔法で、人間のヒーローに変身し、
パパに『儲かる株の銘柄』を教える」のですが、
「犬が人間に変身するなんて、あんまり面白くないよなあ。
犬のまま、無理矢理人間のフリをするほうが、見てて笑えるだろ」
と、いう判断で、こんな感じになりました。
まあ、二人バオリをして、無茶苦茶なことになる・・・つうのは、
よくあるお笑いの展開で、ドリフとかがよくやってましたから、
そこらがネタ元なんですね。

「徹之進が、魔法で、セレブナイトという人間型ヒーローに変身する」という設定は
漫画でやっても、面白くも何ともない・・・と思ったので、
結局、朝小の漫画では、一回も使いませんでした。
徹之進は一度も変身していない。
うーん。これも随分、勝手な判断だなあ。よく許してもらえたよね!
(単行本1巻のオマケについた、30ページの「長編徹之進」では
一度だけ変身していますが)

で、セレブのほうの話なんですが、
徹之進のアニメが始まると、
「馬鹿な金持ちを救うアニメなんて最低」とか「軽薄な金持ちを賞賛するクソアニメ」
「純真な子供視聴者に、汚らしいマネーゲームの世界を見せるとは何事!」
「原作は朝日小学生新聞に載っているらしいが、このような
お金儲けアニメに手を貸すとは、朝日も堕ちたものだ」
「そんな漫画を書いている悪魔のような漫画家の顔がみたい」とか
2ちゃん中心に糞味噌に叩かれてました。案の定。だから言ったのにい。

そこへ、例のホリエモンショックです。
2006年の正月には「かいてん、かいてん、かいてん〜」とか
CMでクルクル回ってたのに、タイ〜ホされちゃって。
六本木のあのビルも、おまわりさんが団体でドカドカ踏み込んだりなんかして、
まるで「悪の牙城」「神洲纐纈城」「ロードオブザリングの目玉のついてる物凄い城」
のような扱いに。180度転換です。

実はアニメのほうには、「ブリエモン」という誰がどう見てもあの人だろ・・・・
というサブキャラがいて、ここだけの話、
ブリエモンの声をアテてくれませんか? と声優デビューを打診したこともあるとか。
断られたらしいけど。断られていて良かったですねえ。

で、ホリエモンショックがたしか、2006年の1月の半ば過ぎだったと思いますから、
アニメたちあげてすぐに、「重大なピンチ」を迎えたわけです。
ウィーヴは、上を下への大騒ぎ。

そう、思い出しました。たしか、この第四話は、本当は第三話だったんです。
タイミングがあまりにもアレだったので、一週ぶん、入れ替えて、
朝小に載ったんですよ。
とにかく、そういう感じでした。ものすごくバタバタしていた。

で、この後、アニメのほうも「ブリエモン」はフェードアウトして、いなくなっちゃうし、
「お金儲け」とか「セレブ族」とかいう、2005年的な要素は
どんどん削られて、なくなっていきました。
「できるだけ、ノホホンと、毒にも薬にもならない、のんきなやつに」みたいな
感じに、舵を切っていきます。
たしか、徹之進関連の玩具も、試作品まで出来ていたのに
「もはや時流に反するもの」ということで、見送られたんです。
とにかく、「相当なピンチ」でした。「時流にのる」というのは、怖いですねえ。

漫画のほうも「もう、なんでもいいから、明るく楽しいワンちゃんの漫画でいいです」
とかいうことになり、最初から「おまかせ」だったのが、
さらに「おまかせ状態」になっていきます。
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by tetsu2259 | 2007-04-27 14:44 | 04 パパのピンチ