小学生のまんが敬語辞典 新発売!

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「それゆけ!徹之進」のコミカライズスタッフが
総力を結集した「学習漫画」が新発売!

とか、言って、ボクとカミサンの合作だ・・・つうことなんですが、
とにかく「めいっぱい頑張った学習漫画」ですので、
買ってください!  見てください! 立ち読みでもいいからさ・・・
ということで、ご紹介。
小学生対象の本なので、こちらのブログで紹介します。

「小学生のまんが敬語辞典」監修 山本慎吾先生

版元は、かの「学習研究社」。
いままでも、「科学と学習」「ひみつシリーズ」などで
さんざんお世話になっているところ。
そこの「辞典編集部」から、いただいたお仕事。

正確には、辞典や事典の専門編集プロダクション「日本レキシコ」さんから
依頼されて、やった仕事なんですが。
去年の10月ごろに、レキシコさんから打診いただいて、
年末〜3月半ばで、みっちり作業。
160ページくらい、オールカラーの漫画を、僕とカミサンで合作しました。

題材は「敬語」。

飲食店なんかで、若い店員が
「コーヒーと紅茶、どちらをいただきますか?」な〜んて、
変な「敬語」を使っちゃったり、まあ、とにかく、敬語を誤って
使う人が、最近、増えています。

で、「敬語の乱れ」を心配して、国の機関である「文化審議会」が。
先頃「敬語の指針」という報告書を発表したくらい。

そんなような流れで、「敬語の学習」も、これから重要視されるであろう・・・
と、いうことで、企画されたんですね。この「敬語辞典」は。
敬語の分類も、僕らが昔、習ったような、「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の
3分類から、新しい「指針」に準じて、「尊敬語」「謙譲語1」「謙譲語2(丁重語)」
「丁寧語」「美化語」の5分類に、分け方が変わっています。
まあ、とにかく、そんくらい「新しい考え方」の辞典になってるということ。

「敬語」だけでなく、それに付随して、よく用いられる「敬意表現」。
「あいさつ」や「思いやり語」も、重視して、紹介。
「思いやり語」というのは、
「相手の気持ちや考えを、大事にするような話し方・・・につかわれる言葉」。

どういうんかというと、
「せっかくですけど」とか「すみませんが、○○していただけませんか?」とか
「よろしければ」「さしつかえなければ」なんていう、
ビジネスや社会的、公の場で、上手に使うと、「潤滑油」の役割をするような言葉。
つかいこなせば、「立派な大人」に見えてしまうという便利な言葉ですね。
「ことばのエチケット」みたいなもんかなあ。

そういうのも、バッチリわかってしまう。この本を読めば。

「敬語」というと、昔の封建的な「身分制度」みたいなものを連想して、
「堅苦しく、時代遅れなもの」みたいな印象を、つい、持ってしまうものですが、
実際は、実に「便利なコミュニケーションツール」。
お客様の理不尽なクレーム対策にも、相手の気分をなるべく害さず、
事情を理解していただくのに役にたったりする。

ネット時代、電子メール時代になって、簡潔な文章で、自分の意志を
相手に伝えなければいけない・・・そんな局面も増えましたが、
簡潔すぎて、「○○してくれ」みたいに、人間性無視したような、
理不尽な物言いが多くなったように思います。
物の言い方に気をつければ、けっこう「簡単にすむこと」なのに、
イマイチ、配慮に欠けるため、悶着を引き起こすことが多い。
そういうことに対処するのに、便利なのが「敬語」と、その周辺のことば。

コミュニケーション能力にイマイチ自信がもてない・・・そんな大人が
読んでも役に立つような本になってます。

・・・まあ、そこらへんの話は、実際に構成、執筆した「日本レキシコ」の
執筆者と、監修の山本慎吾先生、企画すすめた学研の編集者が
かかわった部分なんですが。

僕(大橋よしひこ)の役割は、
ともすると堅苦しい話になりがちな「敬語の説明」「実際に使われる用例」を
子供が喜んで読んで、理解してくれるような「学習漫画」に仕立てること。

で、いろいろ考えて、
「小学校を舞台の中心にして、イタズラっ子と、担任の先生のやりとりの中で
学習内容を展開。敬語の勉強とは、『人間関係の勉強』でもあるわけだから、
学校だけでなく、家族や、近所、周辺社会もふくめての『生活ギャグ』にする」
・・・これを方針にしました。けっこう、悩んだけど。

キャラクターについては、「生活ギャグ」の「王道」パターンでいくことにしました。
特に目新しいことは、考えませんでした。
「まともな人間関係」が「敬語の基本」なので、
あんまり「現実からかけはなれる」と、うまくいかないと思いまして。

ただ、まあ、「漫画」ですから、見た目の面白さとか、わかりやすさ、
みもふたもない部分・・・なんていうのも重要です。
で、先生の方は「魔女先生」ということにしました。
魔法使いの先生ですね。石森章太郎先生の「千の目先生」なんかが有名ですが、
僕らが子供の頃から、しょっちゅう漫画になってたモチーフです。

で、あとは・・・最初、僕がひとりで全部の漫画を書くつもりだったのですが、
いろいろと都合もあり、
どう考えても、スケジュール・物理的に、無理だという面も出て来て、
家内(富士山みえる)との合作・・・ということで、
家内には、主に女性キャラを担当してもらいました。
僕が書くと、どうしても、女性キャラが肉感的になる傾向があり、
そういうふうに書いてしまうと、「まんが辞典」の方針にそぐわない恐れも
あったので、「おとなしくまとめるのには、そのほうがいいだろう」
という判断ですね。もちろん、学研さんにオーケーいただいて、そういう
形になりました。

ネームは、ほとんど僕が構成しました。
が、後半、「キャラをつかんだ」レキシコの担当さんが、
「あれ? このまま使っても面白いなあ」という案をバンバン出してくれるように
なったので、後半のネームは楽勝でした。あれは助かったなあ。

漫画の進み方としては、
「尊敬語って、どういうの?」という、6〜10ページの解説漫画があって、
「れる、られる」などという、個々の敬語の解説と、
それを会話に用いた4コマ〜5コマ漫画が、1ページ単位で展開します。

解説漫画の部分は、よくある「博士役と生徒役」みたいな
レギュラーの学習漫画。

4〜5コマ漫画は、「用例」にからんだ、ギャグ漫画ですね。
1ページごとにキチンとオチるようにしなくちゃならないので、
考えるのは、4〜5コマ漫画のほうが大変でした。
でも、まあ、こういう「制約のあるギャグ漫画」は、
「読者ページの漫画」とかで、さんざんやってるので、慣れたもんです。
「よくあるオチじゃないか!」とか言われそうだけど、あくまで
「用例のために機能している漫画」ですので、ご勘弁を。
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作業は、それなりに順調に進んだのですが、なにしろ
「一冊まるごとオールカラー」・・・CGしあげ
ですから、作業自体が、非常にヘヴィで、
2月半ばから3月半ばは、地獄のように忙しかった。
さすがに、どうにもならなくて、友人たちにデジタルアシスタントを
頼みました。関係各位に感謝します。

最後の最後は、学研担当者の大英断で、締め切りのばしてもらって、
なんとか、最初から最後まで「同じクオリティ」で入稿できました。
ありがとうございます。

また、僕の「学習漫画」は、「学習内容」と「おもしろさ」の両立を意図して、
「学習漫画としてはストライクゾーンぎりぎり」なギャグが連発します。
最終的に、さまざまな「配慮」と「すりあわせ」なくちゃいけない部分が
出てくるのですが、そういう部分でも、おおいにレキシコさんと、学研のかたに
好サポートいただいて、なんとか、うまくクリアできたと思います。

そんなこんなで、
「学習漫画」としては「目一杯頑張った」ものが出来たと思います。
自分で言うのもなんですが、こんな完成度のモノは、なかなかできません。
なので、「超オススメ!」

できあがった「漫画部分」は、
「元気な小学生が主人公の昔なつかしい生活ギャグ漫画」になっており、
ある意味、レトロ風味もただよってます。
ただ、不必要なくらい「元気」が爆発していて、
最近の子供漫画になくなった「なにか」を感じさせるであろう・・・
そんな出来ですので、オトナが読んでも、ちゃんと面白いと思いますよ。

もちろん、想定読者の小学生には、まさにマスト!
1回読んで面白い。読めば読むほど、コネタに気がつく、奥行きのある「お笑い」。
学習内容はバッチリ網羅されてて、何度も読めば、たちまち敬語名人!
「小学生なら、全員、買おう!」・・・・・(笑)

本屋さんでは、5月20日の発売。
小学生の参考書、問題集、辞典のコーナーに並びます。
参考書のコーナーの本は、ふつう、ビニール袋に入れませんから、
「必ず立ち読みができる!」
「立ち読みしたら、買いたくなる!」そういう本ですので、
みなさま、よろしく。

・・・・・ああ、宣伝しまくったら、疲れた。
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# by tetsu2259 | 2008-05-18 15:14 | お知らせ等