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徹之進36 誕生! テツ2000GT

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え〜。「古きを訪ねて新しきを知る」が座右の銘の
レトロ漫画家「大橋よしひこ」です。
しばらく更新せず、すみませんでした。

え〜。今回は、ロボット犬のお話ですね。

アニメ版徹之進の32話に「てつのしんロボット犬と友達になる」というのが
ありまして、これがけっこう泣けるイイ話になっていて、
アニメファンの評価も高かったんです。

で、「ロボット犬の話をやろう」と思いました。
でも、6ページで「イイ話」なんて、なかなか難しい。
情緒を盛り上げるのには、「間」が大切なんですが、
その「間」を盛り込むユトリがない。
というか、アニメと似た話やっちゃうと、絶対アレにはかなわないので、
比較されてバチかぶることになるかもしらん。
同じ土俵にあがらないほうがよい。

じゃあ、やっぱりギャグになるなあ・・・つうことで
思い出したのが、自分が過去に書いた漫画「ピカットくん」の一編。
http://uorya0hashi.web.infoseek.co.jp/manga/pika/pika06_01.html

ああ、あのネタの焼き直しでいいや。
あれのドタバタを強化すればいいんだ。

そこで、ふと、思い出したのが
ロボドッグ2000GT。
ハカセが発明し、リニアが運転する、犬楽園の巨大犬ロボット。
漫画版第1話から登場してます。
で、漫画版29話で、てつ&ポチに頭部を破壊され、
かわりに「徹之進型の首」を、とりあえず移植された・・・アレ。

アレを、かわいらしくして、巨大さはそのまんま、
頭の中味は子犬と同じ・・・ということにしたら・・・
図体がでかいぶんだけ、笑えるんじゃないか?

と、いうことで考えたのが、このお話。
バカ犬にふりまわされて散々な目にあう・・・という古典的なギャグを
スケールアップしてやってみました。
あとは、子犬独特の愛らしさを、ちゃんと表現する・・・ここがミソ。

犠牲者は、犬楽園の名ドライバー、イングリッシュ・セッターのリニアですな。
で、ロボット犬とソリが合わず、対立する。
ところが、事件が起こって、仲直り。仲良くなりました。
ケンカしてたのに、なんかが起こって、仲良くなる。めでたしめでたし・・・
という「子供漫画の王道」ですな。
後味がいいので、いつの時代も、人気があるスジのひとつ。

僕が、はじめに書いたラフだと、
怒り狂ったリニアが、2000GTにダイナマイトしかけるため、
工事現場に入って行って、発破に巻き込まれるとかいう
「ちょっとややこしい展開」だったので、
そこはカミさんになおされました。
でも、こっちのほうが、わかりやすくていいと思いますよ。

このお話で、禍々しいデザインだったロボドッグ2000GTは
鉄腕アトムに出てくるロボットふうのシンプルなデザインの「テツ2000GT」として
生まれ変わりました。

ロボドッグ2000GTは僕がデザインして、
さほどメカメカしいわけでもなかったんですが、
カミサンにとっては、書くのが難しかったらしく、
なにかというと、僕が書いていたんですが、
テツ2000GTはカミサンのデザインなので、
もう僕も、ロボドッグから解放されたわけです。
ああ、よかった。

でも、このあと、テツ2000GTは、最終回まで出て来ません。
残念ながら。
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by tetsu2259 | 2007-06-20 23:04 | 36 ロボドッグ

徹之進35 スーパーワンvs.わんダーガール

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えー、ネオクラシカル/様式美とリフ(くりかえし)のお笑い漫画家、
大橋よしひこです。

この回は、ひさびさに、僕がネーム切りました。
第6回の「燃えよワンワン」、第7回の「つっぱりワンワン」に
つづく、久々の映画シリーズ。
ちょびひげ市川崑も出てきます。

ちょうど「スーパーマン・リターンズ」が公開された時だったので、
アメコミヒーローものをやろう・・・って言うのと、
徹之進、ショコラちゃん、ジョンの「恋の鞘当て」のパターンを
またやりたいなあ・・・つうことで、考えたネタ。

ショコラちゃんの得意技「突っ張り」も出しました。
ただ、出すんじゃつまらないので、
「千代大海の10倍の威力の突っ張り」とか、ネームに書いたら、
自分でも妙に気に入りました。
今、突っ張りが得意な力士というと、千代大海なのですが、
曙とか小錦と違って、一撃必殺というより、「ポポポポポ!」とかいう
回転の速くて、軽い感じに突っ張りが、なんかすごくユーモラスです。
で、ショコラちゃんの張り手は「千代大海なみ」と、やると、
あんまり威力なさそうなので、「千代大海の10倍の威力」って書いたんです。

よく考えたら、千代大海関に失礼だよね。
メスのチワワの突っ張りの1/10の威力だろ・・・とか、言ってるみたいで。
すみません! 千代大海関! そういうつもりは、毛頭ありません。
これは、あくまで、お笑い漫画の「流れ」で、こう書いただけで、
悪意はありません。
どっちかというと、僕は千代大海関のファンです。
ウチのカミサンも、ドルゴルスレン・ダグワドルジの次に、千代大海関のファンです。
ちゃんと、似顔絵も似ているでしょ?
これぞ、愛の証。信じてください。

えー。話が脱線したな。
まあ、とにかく、この回で
「ショコラちゃんは相撲マニア」ということが判明いたしました。
漫画オリジナルの設定ですね。アニメには、全然、出て来ない。
この「相撲ネタ」は、この後、まだまだ引っ張ります。
カミサンと、ウィーブの石川さんが、相撲マニアなので、
2人を喜ばせようと、あるいは、からかおうと、僕がドンドン、悪のりしてるんですね。
ま、でも、そのほうが面白いから、かまわないでしょうね。

ジョンとショコラちゃんの「目立ちたい」という欲望が激突したり、
ショコラちゃんに「でぶ!」とか言って、ぶんなぐられるとか
キャラクターの衝突が、ギャグに絡んで、ハデに展開するので、
6ページのわりには、メリハリがバッチリ効いて、
かなり面白くなったと思います。
これが、ドタバタの「様式美」ですね。
オチは、「映画ネタ」の時の「お約束」なんですが。

スーパーワンのコスチュームが赤いのは、
ウィーヴの意向。
ウィーヴは、アメコミ翻訳本の老舗なので、
そこらへんの管理にはうるさいですね。
赤いスーパーマンなんて、やだなあ。しょうがないけど。
わんダーガールのほうは、スレスレ。
だいたいワンダーガールって、本物がアメコミに、いたんじゃなかったっけか?
ワンダーウーマンの妹かなんかで。よく覚えていないけど。今、思い出した。

ま、そんなところかな。そういうわけです。
ではまた。
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by tetsu2259 | 2007-06-11 16:21 | 35 スーパーマン

徹之進34 ポチ、イケメンになる!

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この回も、カミサンがネタ考えて、自分でネーム切ったんですね。
僕は、話聞いて「ああ、いいんじゃないの?」って、言っただけです。

ブルテリアのブサイクなポチが、
ハカセの発明品で、イケメンになるが、
「自分らしさ」の大切さに目覚めて、元にもどる・・・つう話ですね。

本物のブルテリアって、不細工というより、なんだか
犬じゃない、別の生き物みたいな「怖さ」のある顔なんですが、
漫画だと、さほどブサイクにも見えず、
イケメンになってからの顔と
絵として、さほどギャップがつけられなかったのが
なんとなく残念です。
もっと、北斗の拳のケンシロウみたいな
古くさい、劇画顔だと良かったのに。

でも、子供って、
「ああ、自分の目がもう少し大きければ」「もう少し眉毛が濃かったら」とか
鏡みて、タメイキついてたりしますので、
こういう話題って、他人事じゃなく、食いついてきます。
だから、ウケは良かったんじゃないのかな?

徹之進が「実は絵がうまい」とか「芸術的才能がある」とかいうのは、
この回で、テキトーにつくった、漫画版オリジナルの設定ですね。
なんか気に入ってしまい、この後も、何回か使いますね。

欄外のファンレターも「おもしろいので、いつも・・・」とか
嬉しいこと書いてくれていますね。
このころ、朝小編集部から
「土曜の徹之進の漫画を楽しみにしてます・・・というお手紙、けっこう多いんですよ」
とか、教えてもらって、非常にうれしく、
富士山みえるも、元気出して、ノッて、書いています。
だから、僕がネーム切るような出番がないわけです。

この次の回、ひさびさに、僕がネーム切ったんだっけかな・・・?
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by tetsu2259 | 2007-06-06 21:21 | 34 イケメン

徹之進33 マンモスフラワー

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この回のネームは富士山みえるが担当。
「ルミちゃんとレイカちゃんの間柄」を書こう・・・と、いうことで
カミサンが考えたんですね。
夏休みに、新聞に載る話なので、ネタはアサガオ。
話のスジは「花咲かじいさんみたいな昔話」。

カミサンは、ギャグ漫画家じゃなくて、ストーリー漫画家なので、
ストーリーにからめて「人間関係」を書こう・・・
というほうに、重きを置いています。
だから、いつもより、「お笑い」は引っ込んでます。
実際、「入らない」ということがあるんですが・・・。このお話の流れだと。

ネームの段階で「お笑いが足りないのでは?」と、
僕も思ったんですが、
入れるとしたら、アサガオの巨大化で、人々が右往左往するとか、
その騒動で笑わせるしかなさそうで、
それをやると、アサガオの巨大化が「被害」ということになってしまって、
オチで「マジメなルミちゃんがスターになる」・・・という方向にならないので
できません。
あとは、もう何ページかゆとりがあれば、
「このアサガオは、もともとあたしのものよ!」とか言って、
レイカちゃんとジョンが、アサガオを分捕りにきて、
逆にツルに巻き付かれ、不細工な格好で笑い者みたいになる・・・とか
因果応報ギャグができるのですが、6ページじゃ入らない。
それに、それをやると、漫画の「色合い」も変わっちゃう。

でも、考えてみると、このまんが徹之進、
別にギャグ漫画ってわけでもなくて、
6ページでちゃんとまとまった「子供漫画」であれば
全然かまわないわけです。
僕が、お笑い漫画家なので、なんとなく「お笑いが欲しい」
って思うだけでしょう。たぶん。

この話で、イマイチかというと、そんなことはなくて、
たぶん、子供はちゃんと共感してくれるだろうし、
キャラクターもちゃんと生き生きしてるし、
「絵本」的な良さもあるので、
無理してお笑い入れることないなあ・・・
つうふうに、カミサンと話していて、思いました。
お笑いが自然に入るなら、入れた方がいいけど、入らないなら
無理していれることない。変に読みづらくなるほうがよくない。
ちゃんとできた和風料理に、ものたりないから・・・
とか言って、カレー粉ぶっかけるのは、狂った所業です。

・・・・つうことで。
お話も、画面も、爽やかな色合い、いつもよりはくどくない、仕上がりになってますね。
こういうお話のほうが、
「かわいらしくてよい」という読者もいると思います。
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by tetsu2259 | 2007-06-02 21:16 | 33 アサガオ

徹之進32 ママさんvs.お化け軍団

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この回は、カミサンがネームを切ったんですが、
ギャグの畳み掛けがイマイチだったので、
そこらへんは僕がギャグ監修しました。
まあ「悪趣味なお笑い」は、自分の専門分野なので。しょうがないんですけど。

「夏休み納涼お化け大会」つうことですね。

お化け屋敷ギャグというのも、
ハリウッド喜劇映画では、わりと有名なジャンルですね。
アボットコステロとか・・・あんまり古いのは
見た覚えはあるんですが、ちょっと、記憶がゴッチャになってますが、
「お笑いコンビ」ものには
必ず「ナントカの幽霊屋敷」とかいう映画がありました。

わかりやすく説明すると、
ドリフのギャグに、「志村! うしろ! うしろ!」つうのがありますが、
あれの元ネタが、「ナントカの幽霊屋敷」。
登場人物のひとりだけには、幽霊が見えない・・・とかいうパターン。

そういう「ナントカの幽霊屋敷」から発想して、
オバケを主人公にしたアニメが「おばけのキャスパー」ですね。
ああいうのが、この漫画のベースになっています。

また、ママさんの天然ぶり・・・というか鈍感ぶりが
この回では強調されてます。
こういうママさんの大ボケぶりだけで、お話を作る回が
もっとあっても良かったかもしれません。
天然系の・・・そう、むかしの「与太郎ばなし」ですね。お話は、あの構造です。

・・・まあ、そんな感じかな。
脅かそうと、エグくなるオバケは、僕が書いてます。
あんまりグログロにすると、朝小チェックで没になりそうなので、加減しました。
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by tetsu2259 | 2007-06-01 12:13 | 32 お化け屋敷