カテゴリ:25 料理( 1 )

徹之進25 ショコラ料理地獄

d0122652_1574128.jpg
d0122652_1575550.jpg
d0122652_1585142.jpg
d0122652_1591976.jpg
d0122652_1593330.jpg
d0122652_1594776.jpg
d0122652_1510498.jpg

チワワのショコラちゃんほど、アニメと漫画版で、性格が違うキャラクターは
いないでしょう。

アニメ版だと、おしとやかなお姉さん・・・と、言ったキャラで、
最終回間近には、「本当は悪女でした」みたいな展開もありました。
「子供向けの楽しい犬アニメ」として、普通に鑑賞していた視聴者は
かなりギョッとした、ハードな展開でした。

あの「ハードな展開」については、
ウィーヴさんから、早い段階で聞いていました。
シリーズ構成のかたとウィーヴの間では、かなり早い段階から決まっていたことみたいです。
決して、行き当たりばったりに「ああなった」わけではありません。

その話を、最初の方を書いている時に聞いて、
「マジですか? そんなもん、『子供向け』ってことで、日曜の朝に放送すんの?
個人的には、どーかと思いますよ」と、言ったことを覚えています。
僕は、わりと「常識人」なんですね。
あんまり、お話のスジでギョッとさせられるのは好きじゃない。
ディテイルのギャグのアイデアにはこだわるほうなんですが。

ただ、放送始まって間なしに、「ホリエモンショック」があり、
徹之進の世界から「お金儲け」とか「ヒルズ族」という要素が、
製作に間に合うところから、どんどん軌道修正されたので、
後半の展開が、当初の腹づもり通りで進むのか、
雲行きが怪しくなってきました。
どんどん、差し替えたような、どうでもいい「のんきな話」が多くなってきた。
アニメ版でも。

で、この漫画を書くあたりで、
「最後の展開って、初めに言ってたハードなやつで行くの?」と、
ウィーヴの石川さんに聞くと、
「さあ? どうなるんでしょうね? 僕が聞きたいくらいです」とか言ってる。

「そんな、いいかげんな・・・。
まあ、あのハードな話はリセットしたほうがいいと思うけど。
・・・・・じゃあ、漫画は漫画で、どんどんアニメから
離れて勝手にお笑いにしていくけど、かまわないよね?」
「なにを今さら。とっくの昔に、勝手にやってるじゃないですか!
好きにやってくださいよ!」

「・・・とか、言ってたよ。石川さん。はっはっは」と、僕がカミサンに言うと、
「じゃあ、ショコラちゃんのキャラクター、全然違うのにしちゃおう」

カミサンは、アニメ版の「なんだかクネクネしたお姉さんショコラ」が
憎たらしいと思うくらい、キライだったので、この話は、渡りに舟。

「カワイコぶってるけど、実はとんでもない女の子」・・・漫画によくある、
わかりやすいキャラクターになっていきます。
この、第25話は、その「ショコラの本格的変節」の第一弾。
「アニメ版ショコラの破壊計画」作動! と、いう感じですね。
まあ、そのほうが、断然面白いと思うから、問題ないス!

ネタは、赤塚漫画なんかにもよくあった、「ヘタクソな料理を我慢して食う」
というやつですね。ハリウッドのコメディ映画にも、よくあるシュチュエーション。
で、あとは三角関係というか、恋の鞘当て。
それだけを、二人で打ち合わせて、この回は、カミサンがネームを切りました。

で・・・ちょっと、話は変わりますが。

アニメ版では、物語の「動機」にもなっている「重要な要素」
・・・ルミちゃんのお家は、お金持ちぶっているけど、ママさんの無駄遣いで、
「実は貧乏」というお話があります。
それが、徹之進に「お金儲け」という行動を取らせるワケです。
ご主人思いの忠犬、徹之進・・・つーことですね。

ですが、ここらの設定が、6ページの読み切り漫画としては、
どうしても、まだるっこしく、いつも「無視」してきました。
単に、徹之進が、「自分のピンチをはねのけるため」とか、
「困ってるルミちゃんを助けるため」「ショコラちゃんにモテるため」
「イタズラしたくて」・・・そんな「わかりやすくて、簡単な動機」で
アクションを起こすほうが、6ページには収まりやすいんです。
「ご主人のおうちの経済的ピンチを救う」・・・と、いうのは、
もってまわったような感じで、ややこしいし、朝小読者にふさわしくない・・・
と、判断していたわけです。

僕個人は、「そんな設定は、ややこしいからいらない」と、思っていたのですが、
カミサンは真面目なので、この第25話で
「実は貧乏」というお話を、冒頭で入れていますね。
ショコラちゃんについては、「ぶっ壊す」なのに、
ここらへんは変に律儀なんだな。よく、わかんないところでもある。

まあ、
貧乏だから、おなかがすく。で、マズイ料理も、うまく感じる・・・
って話にしたんですね。なるほど。
こういう「設定のこなしかた」なら面白いですね。
「貧乏ネタ」をやるために、「ママの無駄遣い」を使う・・・。
貧乏ネタは、ギャグの基本ですから、これはいいかもしれません。

と、いうことで、貧乏ネタと、マズイ料理と、とんでもないショコラちゃん・・・
つうことで、第25話は、完成したわけです。

ちなみに、
ウチのカミサンも、たまにマズイ料理を作ることがあって、
そんな時「マズイ!」と、言うと、怒りだします。
実話じゃねえか。
[PR]
by tetsu2259 | 2007-05-20 15:10 | 25 料理