徹之進50 仲間はずれはイケナイ!

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さて、50回目。
この回も、カミサンがネームを切りました。
ギャグ場面は、ほとんどなくて、
純然とした子供向けストーリー漫画になってますね。

イジワル犬、ミニチュア・ダックスのジョンは
「外の世界」の犬で、「犬楽園」のことは知らないんです。

アニメ版だと、「ジョンのダイエットの話」が中盤にあって、
その時、徹之進がジョンを犬楽園に連れて来たりして、
そこで、ジョンに犬楽園のことはバレています。

また、ショコラちゃんも、徹之進が犬楽園に連れて来たりしてる。
「犬楽園の秘密をばらすと、猿にされるぞ!」という
セトさまの「魔法しばり」は、結構イイカゲンにズブズブになってます。

でも、漫画版だと、「犬楽園の話は、犬楽園」
「外のヒルズ周辺の話は、外の話」と、わけたままですので、
ジョンは、ここへ来ても、「犬楽園」のことは知らないままなんです。

で、しかも、漫画版37話の「ワニ釣り」のあたりから、
ジョンは、徹之進の仇役から、イジワルな友達「スネ夫」的な存在に
シフトしちゃった。

僕なんかの好みだと、
「敵役は敵役のまま、いつも悪事企んで、墓穴ほって、チャンチャン」
なんです。で、ドタバタのギャグが面白ければ、それでいい・・・
あとは、なんかオマケつけとけ・・・みたいな感じ。
「子供受けするドタバタ」が最優先なんです。
いわゆる「赤塚不二夫アプローチ」。
中味のテーマは、実は「二の次」なんです。

いっぽうで、
「子供漫画は、子供に良いお話であるべきだ」という、
寺田ヒロオ先生チックというか、児童文学的なアプローチをするのが、
ウチのカミサン(富士山みえる)の特徴なんですね。

だから、カミサンがネーム切ると、いつもそういう
「子供向けストーリー漫画」になる。
この話なんか、まさにそうでしょうね。

「仲間はずれはよくない」なんて大人は、簡単に言うけれど、
「仲間はずれの原因を作ってるのが、そう言ってる大人だろ」
という、教育委員会とかPTA、教師たちがやりそうな、
ありがちな失敗を、子供の側から訴えてるんですね。
見かけ以上に、重いテーマなんです。

そんなふうに見えないかもしれませんが。

だから、パッと見て「笑えるところがないなあ」とは思ったんですが、
こういう漫画は、ある特定の境遇の子供には
かけがえのないものかもしれない。
とにかく「つまらない仲間はずれ」で、寂しい思いをしている子供も
多いんだし。
それに、「ジョンがんばれ」「ジョン、かわいそう」なんてハガキも
少しだけれど、ないわけじゃない。
「なかよくさせてやってよ」という子供もいるみたいだ。
どうせ、もう終わりだし。
徹之進とか犬楽園の仲間と仲良くさせてやるのも、いいかもしれないね。

そんなふうな話で、そのままで行くことになりました。
良かったんじゃないかと思います。
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この回が、新聞に載ったときは、ひさびさに
「徹之進関連グッズの広告」が、漫画の下に復活しました。
ウィーブが出版した「エラゴン」というファンタジー小説の
映画の公開が、このころで、その関連の広告が、何回か、続いたんですが、
そのスミッコに復活しました。
たぶん、クリスマス商戦で、すこしでも在庫を売りたい・・・という目論み
だったのでしょうね。売れたのかなあ? 何も話は聞いていません。
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by tetsu2259 | 2007-12-05 14:57 | 50 新しい仲間


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