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徹之進26 黒い徹之進登場す!

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ヒーローものシリーズを見ていると、
中盤で、必ず「ニセなんとかマン」 とかいう展開があります。

ザラブ星人が化けていた、目のつりあがったニセウルトラマンとか、
サロメ星人が作ったニセウルトラセブン・ロボとか、
ジャイアントロボのカラミティとか、
映画版スーパーマン3の黒いスーパーマンとか、
こんどのスパイダーマン3にも、黒いスパイディが出てくるらしいですから、
これは、もう「お定まりのエピソード」。

特撮ものだと、着ぐるみを新たに作らなくていいから、予算がかからない!
とか、
マジメなナントカマンが、たまには街を壊したり、極悪非道なふるまいを見せて、
視聴者に「うあああ! どうしちゃったんだよお!」と、新鮮な驚きを与える効果
ってのもありますね。

ただ、「ニセモノねた」は、本物のヒーローが、どれくらい「いいやつ」か
視聴者に、よく認知されていないと、効果がない。

お話が、中盤にさしかかって、パターンというか、お話の定石を
視聴者が了解したころは、ある意味、中だるみでもありますから、
そこらへんにカツを入れるネライもあるんでしょうね。

と、いうことで、考えた「ニセ徹之進」ネタ。
第22話の「ジャングルジム倒壊」のお話を考えつく前に、
実は、思いついていたアイデアなのですが、第26話で実現しました。

ジョンがニセ徹之進に変身して、極悪非道なふるまいをする。
人にかみついたり、オシッコたれながしたり、モノをぶっこわしたり・・・
ヒーロー徹之進が、それをやるという「絵ヅラ」が面白いわけです。

で、そこをさらにひねって、
「陥れるつもりが、ことごとく裏目に出て、徹之進の評判はどんどんよくなり、
ジョンの評判は逆に落ちて行く。どんどんヒドイメに会う」
っていう、ギミックを付け足すと、
これは、かなり面白くなります。暴れるだけじゃ、つまんないんですね。
「悪巧みして、策士、策に溺れる。自業自得って展開」が、
安心して笑えるところなんだろうし。

この仕掛けは、大元がたぶん、ハリウッドの昔の映画にあって、
赤塚先生が、何度か漫画で使っていました。
覚えているのでは、ワルモノであるイヤミが、温厚なデカパン博士に
変身して、悪いことしまくる・・・・とか、なんかそんなのでした。
もう、よく覚えていないけど。
(自分がいかに赤塚漫画に支配されているのか、時々、恐ろしくなりますね。
自分のDNAにすりこまれているんでしょう)

・・・そういうスジダテに、
「いたずら犬」「悪い犬」ならでは・・・の描写や、
漫画の中での愛憎関係とかが、うまくからまったので、
この話は、6ページとは思えない「読み応え」と「完成度」があると思います。

ゲイリーさんとかHGも出てくるし。
ゲイリーさん、もう人間じゃないけど。
レイカちゃんと友達も出てくるし。ワイルドドックスも、泥棒も出てくる。
もちろんルミちゃんも。
なんて、豪華な漫画なのでしょう。

徹之進だけ、実は出てきません。
最初と最後に写真で出てきたり、ジョンの回想で出てくるだけ。
そこもギャグなんですけど。

しかし、漫画というのは、
悪役が主人公になると面白いですねえ。
ジョン、最高だよお。
by tetsu2259 | 2007-05-21 11:47 | 26 ニセ徹之進


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