徹之進11 さまよえるダーティ・ジョン

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いちおう、前回のつづきですね。
でも、今回は、敵役「ジョンとレイカちゃん」のお話。
いじわる犬でも、いじわる少女も、
ペットと飼い主間の愛情は同じ・・・みたいなのがテーマ。
テーマは、前回と同じ。お話の骨格は、イイ話のストーリー漫画。
徹之進はワキに回っています。
この話も、僕は、全くタッチしてません。
「このままで良い」と、思ったから。

ただ、ジョンがポチに
「綺麗にしてやる」ってことで、滅茶苦茶やられるんですが、
ここは、もう少し、「ひいた目線」で
客観的に「ああメチャクチャやってるなあ」って感じで書き、
もう少しサディスティックに、強烈なギャグ(もしくは見せ方に工夫する)を
かましたほうがいいかもしれない。ここは「笑わせどころ」だから。

ただ、まあ、やりすぎると、
全体のバランスがくずれて、「イイ話」がかすむので、
ここらが「落としどころ」なのかもしれません。

とにかく「6ページしかない」から、テーマを明確にして、
書くこと(要素)を交通整理して、キチンと起承転結を押さえないと、
すぐに「ダメな漫画」になります。ここが難しい。

普通に読んでる、読者(子供)には
そんなこと、わかるわけもないのですが。

「6ページ読み切り」なんて形式は、30年前くらいに
ほぼ、死滅した「漫画形式」ですね。
漫画月刊誌の黄金時代にはよくあった形式で、
週刊誌の時代になると、ほぼ、なくなって・・・・。
「漫画ドリフターズ」とか、あの辺が最後かな?
「ドラえもん」の、小学2.3年生むきのやつも、6ページくらいでしたね。

たいてい・・・「ダラダラと引っ張る」ほうが
漫画家がラクなので、
「なんとなく次回を期待させる感じで『つづく』と、やれば、それでよい」
ってことになるんです。
編集者が「それは御法度」って、きびしく規制しないと、
漫画家なんか、みんな「自分が書きやすい方、やりやすい方」に
流れちゃいますからね。

「朝小」とかで、毎日、3ページくらいずつ連載する漫画ですと、
あとで単行本にまとまることを前提にして、
30ページくらいで、「1話ひとまとまり」って、やりかたができるのですが、
「徹之進」は、毎週土曜日の週1連載でしたので、
読者に「さあ、このつづきはどうなるか! 次週に乞うご期待! つづく」
とか、やっても、
今の忙しい子供が、1週間前の、たかだか6ページの漫画を
覚えている訳はないんです。
だから、僕とカミサンのほうから、週1回連載なら、
「6ページ読み切り形式で、やらせろ」と
提案しました。(このあたりのことは、そのうち、書きますが)

しかし、やってみて、なかなかしんどい形式でしたね。
「6ページ読み切り」は。まとめるのが大変。
コツをつかむまで、試行錯誤でした。

でも、まあ、10回目をすぎたあたりから、作る方も
コツがわかってきて、わりと「面白く」なっていきます。

読者の子供たちにも、キチンとウケて、
漫画の人気は上々・・・って、感じになっていきます。
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by tetsu2259 | 2007-05-01 11:42 | 徹之進11〜15


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